
ニュージーランドってオーストラリアの隣の島だよね?
オーストラリアと比べてどう違うのかな?
ニュージーランドがオーストラリアの近くにある島国だということは多くの人が知っていると思いますが、ニュージーランドならではの文化や国民性はよく分からない、という人も多いのではないでしょうか?
「オーストラリアの弟」のようなイメージがあるニュージーランドにスポットをあてて、その特徴や国民性をみていきましょう!
ニュージーランドってどんな国?
羊の数が人口よりも多いのんびり酪農王国

人口密度は日本の20分の1以下。
羊や牛が至る所で飼育されている酪農王国です。
酪農だけではなく、果実や魚介類の輸出も多く、最近では再生可能エネルギーにも力を入れています。
日本と同等レベルに犯罪率も低く、世界の中でも平和な国の代表です。

羊の毛も刈って売るんだってー!
だんごは毛がなくてよかったー!!
四季があって過ごしやすい
ニュージーランドには四季があります。
温泉もあるから日本人にとっても住みやすい環境といえます。
気温は地域によって夏は20度~30度、冬で0度~10度程度です。
ニュージーランドには1日の間に四季があると言われるほど朝晩の気温差が激しいのが特徴です。
食料自給率が300%!
農業・酪農・漁業の国であるニュージーランドの食糧自給率はなんと300%とも言われています。
海に囲まれた島国のニュージーランドでは魚や貝もよく食べます。
食品の安全性に対する意識ともとても高いです。

日本の食料自給率は38%なのでその差は歴然だね!
マオリ文化が根付いている

先住民族マオリの存在はニュージーランドの生活と密接に関係しています。
ラグビーチームが躍るハカが有名ですが、他にもニュージーランド人の考え方や言葉にも大きな影響を与えています。
ニュージーランド人にとってマオリは誇るべき、そして守るべき大切な存在です。
キウイ(キーウィ)の故郷

ニュージーランドにはキーウィと呼ばれる固有種の鳥がいます。
キウイフルーツはこの鳥の姿形が似ていることから名づけられたそうです。
またニュージーランド人にも「キーウィ」という愛称があります。

2羽並べたらだんごみたいだね!
働き方がゆるい
ニュージーランドでの働き方は日本と全く違います。
残業なんてほとんどないし、有休も自由に取れます。
短時間集中で頑張っているのかといえばそんなこともなく、仕事中もゲームしたりおしゃべりしたりリラックスしながら過ごす人が大半のようです。

日系企業は日本社会と変わらないところも多いので要注意!
オーガニック先進国
ニュージーランドではオーガニック製品がたくさん開発・生産されています。
食品はもちろん、コスメや生理用品などもオーガニック商品がたくさん揃っています。
環境保護への意識もとても高い国です。
ニュージーランド人の特徴と国民性
おおらかで寛容
ニュージーランドは国も平和ながら国民もとても平和主義です。
意見が違えど大きくぶつかることもなく、相手をありのまま受け入れてくれます。
ニュージーランド人は異文化に対しても寛容です。
ニュージーランドはヨーロッパ、マオリの他にアジア人も多く住んでいます。
人種による上下関係もほとんど見られず、みんな当たり前のように仲良く生活しています。
男女間の平等意識もとても強いです。

約70%がヨーロッパ系、約15%がマオリ系、10%がアジア系、7%がポリネシア系と言われているよ。
憧れているのはオーストラリアではなくイギリス
唯一の隣国とも言えるオーストラリアとは兄弟のような関係を築いています。
仲が悪いわけではありませんが、どこかライバル意識のようなものがあるようです。
ニュージーランド人にとってはオーストラリアよりもイギリスの方が憧れの地という意識が強いようです。
助け合い精神が強い
ニュージーランドでは困っている人を助けるのはごく普通のことです。
平和な国でのびのびできる環境が他人を助ける心の余裕を育ててくれるのでしょうか。
ニュージーランドで困っている時は素直に頼ってみましょう。
愛国心が強い
ニュージーランド人は自国の文化や製品にとても強い愛着を持っています。
会社のサービスや商品にも「100%ニュージーランド産」を謳っているものが多いです。

スーパーの商品にも「100% New Zealand 」と書かれているものが多いんだよ!
アイスクリームが大好き
ニュージーランドでは異常なくらいアイスクリームが人気です。
家庭にはバケツサイズのアイスクリームが常備されているのが普通です。
カリカリのキャラメルが入ったニュージーランドならではのフレーバー「ホーキーポーキー」は是非試したいですね。
まとめ
自然が多く平和なニュージーランドはワーホリや語学留学先としても大人気です。
はっきりとした四季がありシーフードなどの食料も手に入りやすいので、日本人にとってもっとも住みやすい国の1つです。
マオリを中心とした独特な文化や国民性もあり、素朴ながらも力強さを感じます。
アジア人の受け入れにも寛容で、隣国のオーストラリアに比べるとビザのハードルもやや低いので、海外移住先としてもおすすめできます。