
コロナのせいで留学が中止になっちゃった!!
2020年7月現在の今も世界中で猛威をふるっているコロナの影響で留学が中止になったり、国境が閉鎖されてワーホリに行けなくなってしまった人がたくさんいます。
その影響は実に20万人にも及ぶとも言われています。
自然現象だから仕方ない・・・
とはいえ、何カ月も何年も心待ちにしていた留学がこんな形でできなくなるなんて受け止めきれないですよね。
「いつから留学に行けるようになるの?」
「諦めて就職するしかないの?」
毎日ニュースを見ながら多くの人が悩んでいる時期だと思います。
何が正しいかどうするべきかは個々の状況や気持ちによるので、残念ながら正解はありません。
でも、その人次第と言われても「何を目安にどう判断したらいいか分からない」という人も多いのではないでしょうか。
海外をずっとフラフラしてきた私にとっても、また海外にいけるタイミングというのは他人事ではありません。
そこで今回の記事ではいつから海外に行けるのか、自分なりの考えを整理してみました。
あくまでも私個人の考えですが、悩んでいる方のヒントになれば幸いです。

原則として留学・ワーホリは延期がベター。
最初から残念なことを言ってしまえば、現時点での渡航は避けるべきだと思っています。
理由は3つあります。
- 本来の留学目的を達成できないリスクがある
- 仕事が見つかりづらいリスクがある
- 帰国できなくなるリスクがある
理由① 本来の留学目的を達成できないリスク
もし留学先として選んだ国や町がロックダウンされれば当然、普通の留学生活はできなくなります。
多くのお店が閉鎖され、学校に通うことさえもできなくなる可能性だってあります。
学生寮に引きこもってオンラインで授業を受ける、そんな状況に追い込まれてしまうかもしれません。
そうなれば外に出歩く機会も少なくなり、現地人の友達も作りにくくなります。
仮にそうなってしまった場合、わざわざ海外に留学する意味はなんでしょうか?
多くの留学生にとって海外留学をした本来の目的を失ってしまうんではないでしょうか?

コロナが落ち着いている国に行ったらいいんじゃない?
現在落ち着いている国だって、いつ感染爆発するかは誰にも分かりません。
日本も一時期は新規感染者が気にならないレベルまで落ち着いていましたが、2020年7月現在は見事に第二派が全国に広がっています。
どの国であってもそれなりのリスクがあることは変わらないんです。
最後は留学者本人の許容度次第ですね。
理由② 仕事が見つかりづらいリスク
留学生もワーホリも、現地でアルバイトをしたいと考えている人は多いと思います。
しかしコロナによる経済ダメージで世界中の失業率が上がり、現地の人でさえ仕事が見つかりにくい状況が続いています。
「オンラインで稼ぐ」という手もありますが、こちらも副業ブームとコロナによる高失業率が相まって一気に買い手市場に変化しています。
オンラインビジネスの新規参入のハードルも低いとは言えない状況です。

生活費がギリギリだったら心配だよねー。
理由③ 帰国できなくなるリスク
一時期は国境を開いた国でも感染再拡大により再びロックダウンをおこなっている場所も増えてきました。
今後も状況次第で出入国の条件がコロコロ変わる可能性は十分にあります。
- 家族に不幸があった
- パスポートもお金も盗まれてしまった
そういうことで緊急帰国せざるを得ないことはあります。
ですが、コロナの影響で帰国したいときに出来ないと困りますよね。
いつから海外留学いけそう?
ウイルスをある程度コントロールできようになるまでは延期をおすすめします。
コロナウイルスは季節性インフルエンザのように消滅することはないと言われています。
ですので、ウイルスが無くなるまでというのは、一生行くなと言っているのと変わりないと思います。
しかし今の鎖国状況が5年も10年も続くというのは考えにくいです。
ワクチンや治療薬が一般に出回ったり、ウイルスの弱点が解明されるなど、少しずつ状況コントロールが出来るようになっていくはずです。
それが年末になるのか、来年になるのかは現時点ではわかりません。
ですが、必ずまた大きな制約なく海外に行ける日はきます。

留学しても楽しめる状況じゃないかも?
日本に帰れなくなったらどうしよう?
少なくともそのような不安が拭えない間は延期をおすすめします。
渡航を検討しても良いと思うケース
基本的には今は留学・ワーホリを控えた方がベターだと思いますが、渡航を考えてもいいケースもあります。
- 30歳のギリホリ
- 日本に戻る気なし
30歳のギリホリ
ワーホリの年齢制限である30歳近くになっている人は行く選択肢もアリだと思います。
もちろん30歳を超えても留学という形で海外に渡航することはできます。
しかしワーキングホリデーというビザは特別なんです。
スキルも語学力もなくても渡航でき、仕事も就業もほぼ制限がないという魔法のカードのようなものなのです。
海外に出るにしても留学なのかワーホリなのかで、必要な初期費用や現地で出来ることが大きく変わってきます。
ですので、ラストチャンスのワーホリに悩んでいるようならば、行っちゃってもいいのかな、と個人的に思います。

でも今はワーホリビザが発給禁止されていたり、渡航ができない国もあるから外務省の海外安全ページで最新情報をチェックしようね!
日本に戻る気なし
もう日本に住む気がなく、生活の拠点を海外に移すつもりの人もいるかもしれません。
今コロナの渦で大変なのは日本も含めた全世界なので、もう日本に戻る気はないという人は状況が落ち着くのを待つ必要もないのかもしれません。
もちろん入国許可が下りればの話ですが。
それでも日本に家族や友人がいて、イザというときは帰国したい!という思いがあるなら、同じくウイルスをコントロールできるようになるまで待った方が良いと思います。
留学は社会人になってからだって出来る
最後に留学やワーホリに行けず落ち込んでいるみなさんに伝えたいことがあります。
それは、「就職=留学・ワーホリを諦める」ではないということです。
「社会人になったら簡単に仕事辞められないし、行くなら今しかない。」
とよく聞くけど、本当にそうでしょうか?
私は社会人になってから3回仕事を辞めて海外に行きました。
ですが、海外から戻ってきて再就職に困ったことは1度もありません。
一度辞めた会社に戻ってくれと頼まれ、かなりの好待遇で迎えられたこともあります。
なぜそんなことが可能なのかというと、私が海外でしか出来ない経験やスキルを身につけ、次の仕事に生かす準備をしているからです。
日本で社会人を続けている人よりも利用価値が高いと認められるから、簡単に再就職が出来るのです。
終身雇用の常識が崩れた今、大転職時代がくるとも言われています。
その時に必要なのは何年同じ会社で働いていたか?よりも、自分が何ができるのか?のほうがよっぽど強い武器になるのです。
仕事に対する不安がある人こそ海外にいくべきだと私は思っています。
まとめ
留学やワーホリが中止になってしまい、悲観的な気持ちでいっぱいの人も多いと思います。
現状のリスクを考えればある程度ウイルスコントロールが出来るようになるまでは、ワーホリや留学は延期した方が良さそうというのが私の結論です。
- 本来の留学目的を達成できないリスクがある
- 仕事が見つかりづらいリスクがある
- 帰国できなくなるリスクがある
留学・ワーホリを延期するということはつまり、準備期間が延びたということでもあります。
考え方を変えればもっと楽しい留学生活ができるように、語学力を高めたり貯金を殖やしたりするチャンスです。
また、海外に出なくても英語を勉強する環境を整えることは可能です。
今、日本では「国内留学」という英語学習プログラムが増えつつあります。
↓こちらで詳しく解説しているので是非参考にしてください。