アメリカは日本とは正反対とも言えるくらい文化も考えも異なる国です。
日本人にとってはアジア圏以外では一番馴染みのある外国なので留学する人も多いのですが、実際に住んでみるとカルチャーショックを受けて早々帰国する人も。

そんなアメリカでの現地生活について、だんごと一緒に勉強しましょ。
アメリカの生活ってどんな感じ?
アメリカの食事事情
アメリカ人の主食は肉です。
パンやパスタ、じゃがいもなども食べますが、あくまでもメインは肉です。
そしてアメリカ人のイメージ通り、ピザ、ハンバーガー、フレンチフライもよく食べます。
アメリカの食事はとにかくデカい!
そしてデザートが激甘い!
それらの食事やデザートをコーラで流し込むように食べます。

そりゃ肥満も多いわけだね・・・。
最近は健康に気をつかう若者も増えてきたようです。
ベジタリアン人口も10人に1人と、世界的にみてもかなり多いです。
しかしそんな彼らの中にはポテトチップスやアイスを山ほど食べる、「ベジタリアンジャンクフードジャンキー」も結構な割合いるようです・・・。
アメリカでもヨーロッパ同様、外食は高いです。
(というより、アジアの外食が異常に安いんですが)
アメリカにはチップカルチャーがあるので、庶民的なレストランで食事をしたら2000~3000円くらいはかかってしまいます。
アメリカの交通事情(国内移動)
アメリカの国土は広大なので、電車やバスはもちろん、国内移動でも飛行機を使うことも多々あります。
飛行機
故にアメリカ国内にはLCCも充実しています。
有名どころではジェットブルーエアウェイズ、サウスウェスト航空、アメリカン航空、ヴァージンアメリカ航空、スピリット航空などがあります。
国内移動といっても、広大な国なので移動はかなり時間がかかります。
以下は主要都市間の移動時間の目安です。
都市 | 所要時間 |
---|---|
ニューヨーク~シカゴ | 2時間 |
ニューヨーク~ボストン | 1時間30分 |
ニューヨーク~ロサンゼルス | 6時間 |
ニューヨーク~ワシントン | 1時間20分 |
ニューヨーク~マイアミ | 3時間 |
シカゴ~ロサンゼルス | 4時間 |
ロサンゼルス~シアトル | 2時間40分 |
ロサンゼルス~サンフランシスコ | 1時間20分 |
料金は時期や購入のタイミングによりますが、近場で1万円前後、大陸の端から端までの移動で3万円前後になります。(※片道)
電車
アメリカにはアムトラックと呼ばれる全米を走る旅客鉄道があります。
料金は飛行機と変わらず、時間はもっとかかるので、のんびり車窓を楽しみたい人向きです。
都市 | 所要時間 |
---|---|
ニューヨーク~ワシントン | 3時間 |
ニューヨーク~ボストン | 3時間30分 |
ニューヨーク~マイアミ | 28時間 |
ロサンゼルス~サンフランシスコ | 12時間 |
バス
長距離移動バスもいくつかあります。
グレイハウンドとメガバスが有名です。
長距離バスの一番の魅力は安さ。
早めに抑えれば10ドル以下で長距離移動もできてしまいます。
都市 | 所要時間 |
---|---|
ニューヨーク~ボストン | 4時間半 |
ロサンゼルスからラスベガス | 6時間 |
ニューヨーク~ロサンゼルス | 3日 |
長距離バスで隣国カナダへ行くこともできます。
都市 | 所要時間 |
---|---|
ニューヨーク~トロント | 12時間 |
ニューヨーク~モントリオール | 11時間 |
車
ニューヨークなどの大都市では公共交通機関が発達していますが、少し田舎にいくと車がないと非常に困ることも多いです。
車の運転に慣れていても日本とは交通ルールが全く異なるので、車生活はなかなかハードルが高いです。
留学の滞在先選びにはこのポイントも考慮する必要があります。
アメリカの家事情
アメリカでも欧州と同じく、学生はルームシェアが一般的です。
ルームシェアであれば家具なども一通りそろっていることが多いので、お金のない留学生にとってルームシェアは最初の選択肢になりそうです。
アメリカの特徴的な滞在方法として、サブレットというものがあります。
いわゆるアパートの又貸しのようなもので、サブレットは生活に必要なものが一通り揃っている場合がおおいです。
またアメリカではホームステイもかなりメジャーな滞在方法です。
受け入れ側も慣れていることが多く、世話好きのアメリカ人が本当の家族のようにお世話をしてくれます。
でもホームステイには当たりはずれがあるので、留学期間や目的にあった滞在方法を選びたいですね。
家探しはCraigslistやVivinabi(日本人専用)のオンライン掲示板サイトを活用しましょう。
アメリカの家は基本的に室内土足です。
抵抗がある人はアジア人同士のシェアアパートを探すのが無難かもしれません。
また、水回りはほぼ100%ユニットバスです。
アメリカの医療事情
アメリカは医療制度が整っていないことで世界的に有名です。
2020年現在でも何の保険にも入っていない人が1割近くいて、病気やケガをしても病院に行けない人達が当たり前のように存在する国です。
そもそも医療費自体が日本よりも高く、救急車を呼ぶだけで20~30万円請求されてしまいます。
アメリカに留学する人、移住する人ともに医療保険への任意加入は欠かせません。
アメリカ現地でも保険加入は可能ですが、高いので日本からの加入をおすすめします。
2020年現在、コスパが一番いい海外旅行保険はグローブパートナーだと思います。
いわゆる日系のワーホリ保険の半額程度に抑えられ、日本語サポートもあります。
全ての病院で保険が適用できるわけではないので、住む場所が決まったら自分が加入した保険が効く近所の病院を調べておきましょう。

コロナでたくさんの死者がでているのもアメリカの医療制度が関係しているとも言われているよ。
アメリカの宗教
たくさんの人種が一緒に暮らすアメリカでは宗教も様々です。
一番割合が大きいのがキリスト教で約7割をしめます。
中でもプロテスタントが全人口の半数くらいになります。
その他にもイスラム教、ヒンズー教、ユダヤ教、モルモン教なども一定数います。
最近は無宗教者も増えてきているようです。
アメリカ生活事情のまとめ
よくも悪くも世界のトップを走るアメリカ。
日本とは何もかもが違って、アメリカで暮らしてみたらビックリすることも多いでしょう。
逆に日本が合わない人にはフィットすることも多く、好き嫌いが分かれやすい国です。
ワーキングホリデーはありませんが、語学留学や大学留学のチョイスは多く、留学に向いている国です。
世界の最先端を学びたい人にとって第一候補の留学先であり続けるでしょう。