
イギリスに留学したいけど、なんでも高そうだよね・・・。
伝統と革新が融合するイギリスはワーホリ、語学留学、海外就職にも人気があります。
物価が高い国が集まる西ヨーロッパを代表する国で物価が高いというイメージを持っている人が多いのではないでしょうか?
実は意外と日本より安いものもたくさんあるんです!
節約ポイントを押さえて生活すれば日本と変わらない生活費でも十分に楽しいイギリスライフを手に入れることができます。
この記事では2020年の物価調査データ[*参照]をもとに、イギリスと日本の平均値、そして首都であるロンドンと東京の物価を比べてみました。
イギリスの物価の傾向、節約ポイントを見つけましょう!
イギリスの物価はどのくらい?
住居費
イギリス (ロンドン) | 日本 (東京) | |
---|---|---|
フラットシェア (中心部) | 58,367 (146,531) | 63,560 (112,058) |
フラットシェア (中心部以外) | 45,541 (95,662) | 38,369 (53,380) |
1人暮らし (中心部) | 103,740 (236,779) | 84,948 (125,525) |
1人暮らし (中心部以外) | 84,014 (173,100) | 56,700 (72,805) |
光熱費 (1人暮らし) | 13,582 (13,837) | 11,540 (10,332) |

ロンドン中心部で一人暮らしすると月20万円越えちゃう!!
食料品
イギリス (ロンドン) | 日本 (東京) | |
---|---|---|
米1kg | 140 (203) | 510 (549) |
ミルク1L | 125 (131) | 198 (199) |
パン1袋 | 137 (140) | 206 (211) |
卵12個 | 268 (295) | 234 (247) |
鶏肉1kg | 780 (863) | 833 (929) |
牛肉1kg | 1,070 (1,306) | 2,292 (2,617) |
リンゴ1kg | 249 (297) | 722 (776) |
ジャガイモ1kg | 160 (160) | 391 (353) |
レタス1玉 | 101 (103) | 193 (203) |
トマト1kg | 248 (326) | 640 (691) |
水1.5L | 130 (116) | 120 (123) |
ビール500ml | 242 (272) | 275 (320) |

ほとんどの食料品はイギリスの方が圧倒的に安いね!!
レストラン
イギリス (ロンドン) | 日本 (東京) | |
---|---|---|
ファーストフード | 828 (828) | 700 (700) |
カジュアル レストラン | 1,656 (2,070) | 850 (850) |
中級レストラン コースメニュー | 3,451 (4,141) | 2,415 (2,500) |
ビール500ml | 552 (690) | 450 (500) |
カプチーノ | 379 (414) | 395 (384) |

欧米諸国にくらべアジアは外食が安いのが特徴だよ。
日用品
イギリス (ロンドン) | 日本 (東京) | |
---|---|---|
ジーンズ (リーバイス) | 8,134 (9,619) | 6,680 (6,397) |
スポーツシューズ (ナイキ) | 8,609 (9,704) | 8,328 (7,769) |
シャンプー400ml | 445 (528) | 509 (471) |
トイレットペーパー 4ロール | 253 (261) | 166 (187) |
風邪薬(6日分) | 460 (420) | 1,225 (1,072) |

首都ロンドンの日用品はイギリス平均より高いけど、日本は全国平均よりも東京のようが安いのが特徴的だね。

イギリスの薬はとても安いね!

これは日本みたいに気軽に病院にいけない医療システムも影響しているよ。
詳しくは「伝統とアートの国!イギリスの現地生活ってどんな感じ?」の医療事情編を読んでね。
交通費
イギリス (ロンドン) | 日本 (東京) | |
---|---|---|
電車1区間 | 345 (386) | 220 (200) |
1ヶ月定期券 | 8974 (20709) | 10000 (10250) |
ガソリン1L | 174 (174) | 142 (140) |
タクシー初乗り | 414 (414) | 650 (485) |

ロンドン市内の移動は電車よりもバスの方が圧倒的に安いよ。
イギリスに住むならオイスターカードを買おう!詳しくは「イギリスの交通手段と必須アイテム「オイスターカード」の買い方」を参照にしてね。
その他
イギリス (ロンドン) | 日本 (東京) | |
---|---|---|
ネット1ヶ月 | 3,077 (3,269) | 4,407 (3,361) |
映画 | 1,380 (1,794) | 1,800 (1,800) |
タバコ1 箱 | 1,518 (1,656) | 500 (520) |

イギリスではタバコがめちゃくちゃ高いので、ほとんどのスモーカーは紙巻きたばこを買っているよ。
1ヶ月の留学費用はどのくらい?
上記生活費を参照に、1ヶ月イギリスに留学した場合の費用をザックリ見積もってみました。
航空券 | 10万円 |
授業料 | 15万円 |
生活費 | 20万円 |
その他 | 5万円 |
合計 | 50万円 |

現地での過ごし方や滞在方法次第では半分に抑えることもできるんだって!
「ワーホリに必要な資金はたったの〇〇万円!?」という記事に載っている留学費用の節約ポイントも参考にしてね。
イギリスの給料はどのくらい?
イギリス (ロンドン) | 日本 (東京) | |
---|---|---|
平均手取り月収 | 264,361 (387,164) | 282,215 (312,055) |
最低賃金 | 620-1,203 | 792-1,013 |

イギリスの最低賃金は年齢別、日本の最低賃金は地域別で区別されているよ。
イギリスは日本と同じく、税金が高い国です。
平均給与が高くても、手取り額は日本と同じか少し低いです。[*参照]
(※滞在方法や滞在期間によっては帰国時に払った税金の一部が取り戻せます)
イギリスの会社は家賃補助や交通費補助はないので、生活が厳しい人もたくさんいます。
また、イギリスではロンドン市内で働くか地方で働くかによって手取り月収が大きく違うのも特徴的です。
イギリス生活の節約ポイントは?
イギリスで特にお金がかかるのは「住居費」と「食費」です。
逆にここを抑えれば生活費はかなり抑えることが可能です!
具体的にできる節約ポイントは3つ!
- 田舎でフラットシェアをする
- 自炊+テイクアウェイを利用する
- 学割を利用する
1.田舎でフラットシェアをする
例えばイギリスの首都ロンドンと語学留学もサッカー留学も人気のマンチェスターを比べてみましょう。
ロンドン | マンチェスター | |
---|---|---|
フラットシェア (中心部) | 146,725 | 65,769 |
フラットシェア (中心部以外) | 95,662 | 41,304 |
1人暮らし (中心部以外) | 172,111 | 75,823 |
トマト1kg | 326 | 250 |
光熱費1ヶ月 | 13,789 | 12,473 |
定期券1ヶ月 | 20,672 | 9,617 |

家賃だけで5~10万も違うんだね!
2.自炊+テイクアウェイを利用する
イギリスのレストランで夕飯を取るとカジュアルレストランでも3000円以上かかります。
逆にスーパーの肉や野菜は日本よりも安いので、自炊すればかなり節約できます。
自炊がイヤな人は1000円以下で食べられるチャイニーズテイクアウェイやレディミール(Ready meal = レンジでチン)を利用するのも手です。

食事にこだわりがないイギリスではレディミールがすごく充実しているよ。
3.学割を利用する
イギリスはとっても学生に優しい国です。
映画やミュージカル、美術館などあらゆる娯楽施設でかなり大きな学割が効きます。
私も英語の勉強を兼ねてよく映画を見に行っていました。

タイミングや席にもよるけど、映画だと£3~5、ミュージカルだと£15~30くらいで買えるよ!
もちろん交通費にも学割があります。
例えばZone1-3の1ヶ月定期券(トラベルカード)を買った場合、通常£162.9のものが£113.70で購入できます。[*参照]
まとめ
どの町に住むかにもよりますが、イギリスの1ヶ月の生活費は約15~20万円程度です。
日本よりも物価の高いイメージのあるイギリスですが、高いものと安いものが異なるだけだったりします。
節約ポイントを掴めば日本と変わらない生活費で充分贅沢な生活ができます。
逆にロンドン市内に住んで外食ばかりしていると、日本の倍以上の生活費が必要になるかもしれません。
- 家賃は日本よりイギリスが11.74%高い
- レストランは日本よりイギリスが46.29%高い
- 食料品は日本よりイギリスが38.75%安い
家賃の安い田舎に住んだり、自炊を中心とした食事を心がけると生活費はグンと安くなります。
自炊が辛くなったら安いチャイニーズテイクアウェイやレディミールも活用しましょう。
学生さんは学割を利用することで交通費や映画などの娯楽もすごく安くなります。
せっかくの海外生活なので節約しつつ異文化を思う存分楽しみたいですね。