ワーホリや留学など長期に渡る海外生活には普通の海外旅行とは違う準備が必要です。
日本ではどこでも手に入るものが売っていなかったり、日本製品に比べ質が悪すぎたり、実際に海外に出てみないと気が付かない必需品も多かったりします。
逆に無理して持っていったのに現地では使えないものだった、なんて事もよくあります。
この記事では先進国から発展途上国まで転々としていた私の海外生活体験を元に、海外生活の必需品と要らないものをリスト化してみました。
(※パスポートや衣類などの誰でも思いつく持ち物は載せていません。)
海外生活の必需品
絶対に必要になるもので、かつ海外で手に入りにくい、または日本製品が圧倒的に海外へ絶対に持っていくべき必需品と呼べるものをリストアップしました。
SIMフリーのスマホ
もはやスマホは現代では欠かせないアイテム。
スマホ一台で家探しも就職活動も語学勉強も出来ちゃうので、持っていかない手はないでしょう。
今日本でSIMフリーのスマホを所持していないなら現地調達も出来ますが日本語対応していなかったりACアダプターが海外仕様なのでちょっと面倒です。

特に語学に自信がない人は、契約に手間取ることもあるので日本から持っていく方がベターだよ。
プラグ変換アダプター
これも現地で手に入りますが、「日本→渡航先」の形状に合うものを探すのが大変なので最初から準備した方がいいです。
全世界対応のマルチタイプはどの国に行くときも同じものが使えるのでおすすめです。
2~3個持っておくといろんな家電製品を同時に使えるので便利です。
寝袋
キャンプしない人は寝袋なんて要らないでしょ!って思われるかも知れませんが、寝袋は海外生活の中で大活躍する超必須アイテムです!
✔ 飛行機が寒いのでブランケット代わり
✔ 滞在先が汚いのでシーツ代わり
✔ 丸めてクッション代わり
寝袋の中でも下記条件を満たした超軽量&コンパクトタイプをオススメします。
✔ 丸洗いできる
✔ 上下から開閉できる(足が熱いを回避)
✔ 軽量1キロくらいまで

私はこの寝袋を5年以上使っているよ。
超軽くてコンパクトで文句なし!
常備薬
これも現地で手に入りますが、体に入れるものだからこそ自分に合うと分かっているものを持っていきたいですよね。
「万が一のこと」を考えすぎるとキリがなくなるので、解熱剤と痛み止めの2種類を10日分くらい持っていれば十分です。
生理痛に薬が欠かせない人は痛み止めは多めに持って行ってもいいかも知れません。
耳かき
綿棒派の人にとっては必需品ではないかも知れませんが、海外では耳かきが手に入りません。
絶対に耳かき派の人は必ず持参しましょう。

だんごは耳がないんだよ!
ウェットティッシュ&ポケットティッシュ
初めての海外生活でみんなビックリするのが、ウェットティッシュやポケットティッシュが手に入らない事。
レストランでおしぼりが出てきたり街頭でティッシュが貰えるなんてことは海外ではありません。
さらにスーパーでも売っているのをほとんど見かけることがありません。
(除菌シートのようなものはあります)
トイレに紙が準備されていなかったり有料だったりするケースもあるので「水に流せるポケットティッシュ」を10個ほど持っていくと便利です。

海外のスーパーで売っているポケットティッシュは日本でいう紙ナプキンみたいなやつなんだよ。
南京錠 / ワイヤーロック
海外で日本より治安の良い国はありません。
先進国でも置き引きやスリは日常茶飯事です。
もしゲストハウスなどの共同部屋や鍵のかからないシェアハウスに住む場合は、バッグに南京錠をかけ更にワイヤーロックで柱などに繋いでおくことをおすすめします。
まれに飛行機の預け荷物が開けられてしまうケースもあるので、南京錠は日本出発時から持っていた方が安心ですね。
必需品じゃないけどあると便利なもの
なくても暮らせるけどあると、海外生活が圧倒的に便利になるアイテムをまとめました。

ここのリストにあるものは、私が1ヶ月以上海外に行くときは必ず持っていく物だよ。
ビーチサンダル
暑い国はもちろんですが、寒い国でも何かと重宝するのがビーチサンダル。
特に宿の汚いシャワーブースを使うときや機内でリラックスしたいときに活躍してくれます。
もちろん現地でも手に入りますが、日本人の足に合わなかったりもするので最初から持っていくのがベストですね。
S字フック
ありそうで意外と見つからないのがS字フック。
限られた家具の中で生活するときにS字フックは大活躍です。
洗濯ロープ
こちらもS字フック同様、意外と海外で見つからないアイテムです。
ちゃんと自分の部屋がある人は洗濯物干しを買えばいいのですが、しばらくはドミトリー暮らしという人は1本持っているととても便利ですよ。
特にはしご型でハンガーを自由にかけれるタイプは超便利!

キャンプに行くときも便利だね!
洗濯ネット
洗濯するときはもちろん、スーツケースに収納するときも通気性が良い洗濯ネットは超便利です。
以前は圧縮袋を使っていたのですが、圧縮するほど衣類を持っていく必要性もなく、通気性が最悪なので洗濯ネットに変えました。
調味料&食品
海外生活が長くなればなるほど和食は恋しくなりますね。
都会なら日本食レストランもありますし、日本食料品店もありますが、どうしても値段は高くなってしまうので、調味料を少し持参すると海外生活に華を添えてくれます。
1位 粉末ダシ
2位 めんつゆ
3位 みそ(重いので気持ちだけ)
意外にも一番いらないのが醤油。
キッコーマンの醤油は、ほどんどの国のローカルスーパーで手に入ります。
100均の雑貨
実は日本の100均雑貨には外国人が目を輝かせて喜ぶようなものが溢れています。
現地の人と仲良くなるきっかけにもなるのでいくつか買って行くことをおすすめします。
ぶっちゃけ、ホストファミリーのお土産も100均グッツで充分ですよ!
特に外国人が喜ぶアイテムはこんなものがあります。
- お寿司キーホルダー
- お箸
- 和柄の財布や髪留め

だんごキーホルダーとかもオススメだよ
ネックピロー
私は少し前まで「あんなカサばるもの要らない」派だったのですが、いざ使ってみるともう手放せなくなりました。
特にフライトでの快適性が格段にあがるので、短期旅行でも必ず持っていってます。
お気に入りは無印良品!

証明写真
ビザの申請や旅券紛失など万が一の為に2枚ほど準備しておくと安心です。
海外には日本の路上スナップショットのようなものはありません。
文房具
日本の文房具のクォリティは世界一です。
特に勉強目的で渡航する人はルーズリーフやフリクションなど、使い慣れたアイテムは持参したいですね。
海外生活にいらないもの
海外生活の必需品としてよく挙げられているけど、実はいらなかったものや価値が低いものをリストアップしました。
変圧器
海外に変圧器が必要だったのは一昔前の話です。
現代の電化製品のほとんどは変圧器が必要ありません。
持っていきたい家電の対応電圧をチェックしてみてください。
100-240Vと記載されていれば変圧器は要りません。

変圧器って重たいし高いし、要らないなら持っていきたくないよね~
シャンプー、ボディソープ
こだわりがある人もいるかも知れませんが、現地での入手難易度やかさばる度を考慮すれば一番最初に諦めるべきアイテムですね。
ドライヤー
ドライヤーは今でも変圧器が必要なものも多く、日本製品を使うと最悪の場合爆発などを起こすので危険です。
現地でもいろんな種類が簡単に手に入るので、かさばるドライヤーをわざわざ持っていく価値はありません。
渡航国や人の好みによるもの
パソコン
最近はスマホ1台あれば充分という人も多いとは思います。
海外でパソコンを買うと初期設定が面倒だったり、サポートが日本語対応してなかったりするので、必要な人は日本から持っていった方がベターですね。
パソコン1台あると海外での労働許可がなくてもオンラインワークが出来るので個人的には持参をおすすめします。
モバイルバッテリー
海外にいると調べ物も増えますので、日本で生活している時に比べ充電は切れがちです。
特に長い移動で使いたいときには超便利ですね。
モバイルバッテリーと言えばアンカー社。
その中でもサイズ感と容量のバランスが良いこのタイプが特におすすめです。
生理用品
ナプキンはかさばるし、だいたいどの国でもそれなりのものが手に入るので持っていく必要性は低いです。
海外製のタンポンは日本製品に比べると非常に使いずらいので、気になる人は持って行ってもいいかも知れません。
化粧品
どうしてもコレじゃないとイヤ!ってこだわりがある人はどうぞ。
圧縮袋
洗濯ネットの項目で既出ですが、海外生活を始めるときに圧縮袋が必要になるほど衣類を持っていく必要性はありません。
使うとしても通気性が悪い圧縮袋に入れっぱなしで衣類の保管をすると、湿気の多い国ではカビてしまうこともあるので要注意!
カイロ
海外でカイロは手に入りにくいので寒い地域に渡航するときは持っていくのをおすすめします。
特に靴下に張って足元から温めるタイプのカイロは絶賛おすすめです!!

それなりにカサばるので1回の帰国で2箱だけ持ち帰って、特別に寒い日だけ利用して生き延びていたよ。
国際免許証
海外でも車は運転できた方が便利なので、運転できる人は出発前に国際免許証の発行をしておいて損はないです。
まとめ
海外生活の必需品&いらないものリストは役に立ちましたか?
ワーホリに行くのか、留学にいくのか、または永住なのかによっても必要なものは違います。
そして渡航先や滞在する町の規模によっても手に入る、入らないも変わりますね。
近年はオンラインで手に入るものも多いので、あれもこれも持っていこうとせずに基本は現地で揃えるという考えでもいいと思います。
飛行機代もひと昔前に比べ格段に安くなったので、一時帰国の度に必要なものを少しずつ仕入れてくるのもひとつの楽しみですよね。