まずは簡単に自己紹介をしますね。
- 19歳で日本を出る
- イギリスの大学卒業
- オーストラリア、エジプト、フランス、メキシコ等、数ヶ月~数年単位で海外を転々と生活
- 現在はインバウンド系の何でも屋さん
詳しくはプロフィールへ!
留学は私の人生を変えたきっかけであり、行ったことに一ミリの後悔もありません。
しかし、全てを手放しで「良かった」と言えるわけでもありません。
失ったものもそれなりにありました。
これから海外へ行く人へ、そして留学やワーホリに行くか迷っている人へ。
私の留学経験談、良かったこと・良くなかったと思うことを本音でブッちゃけたいと思います。
海外留学経験談・良かったことTOP3
良かったことは割とイメージしやすいかも知れませんね。
私が「特に良かった」と思う順番で並べてみました。
1位 世界(視野)が広がった
語学力向上を差しおいて1位にしてしまうくらい、「世界観」の拡がりは私の人生における影響が大きかったです。
この感覚を一言で表すのは難しいですが、しいて言うなら「いろんなことを楽しめるようになった」という感じでしょうか?
ここ数年で多少グローバル化してきたとは言え、日本はまだまだ閉鎖的な島国です。
外国人に対する偏見や拒絶反応もよく見られます。
世界に出ると「人種」、「宗教」、「教育」、様々なバックグラウンドで育った人達に出会うことができます。
そして「違う」ということを徐々に受け入れられるようになり、やがて「違い」をおもしろがれるようになります。
海外留学後は「違う考え」「違う見た目」を受け入れ、そこから何かを学んだり刺激を受けたりと、あらゆる違いをポジティブに吸収できるようになりました。
これは日本で英語をガリ勉しても身に付かない、海外に出たから得られた特殊スキルだと思います。

世界に出たことで日本の良さもよく見えるようになったよ。
2位 語学力がついた
実は私は英語は苦手分野でして、それは今でも変わりません。
それでも4年半も英語圏で生活しているとさすがにそれなりに話せるようにはなりました。
私は好奇心旺盛な為、国家資格からスポーツのプロ免許までいろんなことに手を出してきましたが、帰国後の生活において一番利用価値があるのが英語でした。
今でも毎日英語を使い、(実はたいしたことも言ってないのに)優秀な人扱いされたり、感謝されたり、ちょっとオトクに生きています。
自分が海外を旅をしていても外国人ゲストを迎え入れる側でも、いろんな国の人と自由に話せるので、英語が話せることで人生が圧倒的におもしろくなったと感じています。

実は「英語が話せるようになるだけ」なら、国内でも出来ます。
自習が難しい人は「国内留学」に参加してみるのもおすすめ!
3位 世界中に知り合いができた
私は世界中に友達、知り合いが散らばっています。
私が住んでいた国で出会った人もいれば、日本で仲良くなった外国人もいます。
世界中に友達がいると自分が海外旅行するときにも滞在先を提供してもらえたり、地元を案内してもらえたりします。
何よりも旅行先で友達に会えたらただの旅行も華やかで楽しくなりますよね。
友達がきっかけで新しい言語の勉強を始めたり、海外でしか話題にならなかった情報を手に入れることも容易です。
この世界のだんごドットコムも海外のことをアレコレ書いていますが、これらは全て海外に住んでいる友達からの話を元に書いています。
(ありがとう!)
いろんな人に出会い、いろんな経験をすることで、人生がより楽しく豊かになったように感じます。

海外旅行をしていても地元の人しか知らない情報を得たり、秘密の場所に行けたり、楽しいこともたくさん増えるよ。
次点 サバイバル力がついた
海外にいると日本ではなかなか巡り合わないトラブルに巻き込まれることがあります。
それらを1つ1つ乗り越えることで、危険を回避する知識と苦難を乗り越える根性がつき、ちょっとやそっとじゃ動じない心の強さは身に付いたと思います。
海外留学経験談・良くなかったことTOP3
海外留学をして「良くなかった」と思うことも実は結構あります。
1位 留学前に仲良かった友人達と心の距離が開いた
留学中も留学前からの友達とは機会がある度に会っていました。
しかし海外生活が長くなるにつれ徐々に旧友たちとの会話に違和感を覚えるようになりました。
「あれ、昔のように話が盛り上がらないな・・・」
留学をして自分でも「考え方が変わった」と自覚する部分はありましたが、周りの人たちは私以上にそれを感じ取っていたんだと思います。
20代という人生の方向性が固まる時期と重なったことも大きかったのかも知れません。
大好きだった友人達とだんだん会う機会が減ってしまったという事実はとても悲しい現実として残りました。

だからまるさんあまり友達いないんだね・・・

ぐっ・・・!
2位 人を信用しなくなった
自分で言うのもなんなんですが、留学前の私は人を疑うことを知らない素直な良い子でした。
しかし海外で盗まれたり、騙されたりしながら徐々に人を疑うことを覚えていきました。(笑)
今ではすっかり「疑いから入る」ことが身に付いてしまい、「気軽にまずのってみる」という精神は薄れてしまったようにも感じています。

新しい友達を作るのも慎重になりすぎて難しくなっている気がします。
3位 太った
これも海外生活あるあるの一つですね。
イギリス生活4年半で10キロ太りました。
(直後スポーツのインストラクターをやったので元に戻りましたが。)
元々食べるのが好きだったところにボリュームのある食事、そしてイギリス名物チップス(フレンチフライ)・・・。
周りのイギリス人は更に大きいので、日本人的ポッチャリでも「You are slim!」とか言われ、だんだん危機感がなくなっていくのです。
日本人女性は海外に出るとちやほやされる機会も多く、更に勘違いモードに入っていくのです・・・。

イギリスにはだんご型より洋ナシ型が多いんだって!
次点 ブラックユーモアが出るようになった
イギリスは自虐も含めたブラックユーモアが大好きです。
気が付いたら私もその文化も吸収してしまい、日本人的には笑えないジョークを口走ってしまい相手を怒らせることが多々あります。

怒っちゃってもまた言っちゃうんだけどね!

海外留学のデメリットは「海外移住&長期留学のデメリット!あなたはそれでも行きたい?」まとまっているよ!
結論 海外留学ってどうなの?
よく「留学をすると世界観や価値観が変わる」と言われています。
私の場合はまさにそうで、考え方も大事なものも全て変わりました。
そして現時点では変わった自分に満足しているし、海外に出てよかったと思っています。
ですが、失うものも決して少なくはなかったのは事実です。
なので「留学はおすすめ?」と聞かれたら、私はこう答えます。
「今の自分に心から満足しているなら行かなくてもいい。逆に不安や不満があるなら行った方がいい。」