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イギリスで長期滞在ができるビザ一覧【2024年度版】

イギリス長期滞在ビザ一覧イギリス

イギリスは移民法が煩雑で、長期滞在や移住のハードルが高い国です。
しかし資金力、語学力、スキル、年齢などの条件次第で、非常に多くの長期滞在方法が用意されているという側面もあります。
イギリスに長期滞在してみたい方は、この記事を参考に自分が狙えそうなビザを探してみてくださいね。

だんご
だんご

一番最後のまとめに見やすい一覧表があるよー!

*出来る限り最新情報をアップデートするように心がけていますが、ビザの条件は予告なく変更される可能性があります。
渡航する前にイギリス大使館のページなどで最終確認を行うようにお願いします。

イギリスで長期滞在が出来るビザ

Youth Mobility Scheme visa (ワーホリ)

30歳以下の人ならまず最初の選択肢として考えたいのがワーホリ。
イギリスのワーホリは1回の申請で2年間も滞在出来るのです!
これは他の国にはない、イギリスのワーホリだけのメリットです。
「2年じゃ足りないよ!」という人は、労働も勉強も自由に出来るこの期間に、次のステップに進む準備を整えちゃえます。
実際2年もあれば、やる気次第でいろんな可能性を広げられます。
英語力をゼロからビジネスレベルに引き上げたり、就労ビザへの切り替えを狙うことも全然現実的です。

ただし、2年間という長期滞在が出来るイギリスのワーホリは倍率が非常に高いのも事実です。
1度抽選に外れても何度でも申請が出来るのでイギリス狙いであれば早め早めに行動しましょう!

*追記*
イギリスのワーホリを考えている人に超朗報!2024年度よりワーホリの枠が4倍の6000に増え、抽選方式ではなく先着順になりました!
これにより、ほぼ誰でもイギリスのワーホリに行けることができるようになりました!

だんご<br>
だんご

イギリスのワーホリ倍率10倍とも言われているけど、18歳から毎年応募すれば30歳までには当たりそうだよね!

Student visa (学生)

6ヶ月までまたは11ヶ月まで滞在が出来る短期学生ビザと、12ヶ月以上の一般学生ビザの2種類があります。
短期滞在ビザは制約が多く、途中で他のビザに切り替えや延長が出来ません。
長期滞在ができる学生ビザは就学期間中通して生活できるだけの資金力が求められますが、短時間でのアルバイトは認められます。

*追記*EU離脱にともない、イギリスのビザ制度も大きく変更がありました。
従来の学生ビザにあたるTier4とは条件等が大きく異なります。
以下に重要な部分を抜粋します。

  • 学位以上のコースで最大5年、それ以下のコースで最大2年の滞在が可能
  • 英国外からの申請料は£490で6カ月前から申請可能
  • 英語力の証明、資金力の証明、医療保険の加入が義務
  • 学位以上のコースの場合、卒業後に2年間就労可能な卒業生ビザが申請できる

詳しい条件は公式サイトでご確認ください。

Skilled Worker visa (就労ビザ)

いわゆる現地採用による就労ビザはスタンダードな長期滞在方法です。
就労ビザには対象者の能力や環境によって多くの種類が用意されていますが、基本的には高い英語力や高度な技術力が求められます。

また、イギリス国内で人手不足になっている職種がメインなので職業もかなり限定されてしまいます。

*追記*従来のTier2ビザからの変更に伴い、職業レベルや最低年収額の基準が引き下げられました。
これにより、ホテルや飲食業も申請可能となり、従来よりもビザがハードルが下がっています。
就労ビザでは最大5年間滞在でき、その後永住権の申請も可能です。

Charity Worker visa (ボランティアビザ)

意外と穴場なのが最長1年住めるボランティアビザ
原則給料は出ませんが、住む場所や食べるものは提供されるのであまりお金はかかりません。
プログラムによっては航空券代が支給されるケースもあるようです。
高い語学力やスキルは求められないケースがほとんどですが、ビザ取得時に簡単な面接を受ける必要があります。

*追記*2024年2月時点での申請料は £298で、その他健康保険料や残高証明が必要です。

英語力がある場合は現地の専門サイトで探すことも可能ですが、自信がない場合は海外ボランティアを斡旋しているエージェントを利用しましょう。

まるさん
まるさん

ボランティアと称して実質ただの文化体験旅行を高額で販売しているサイトもあるので注意しよう!

Retired person independent means (リタイアメントビザ)

イギリスにも60歳以上を対象にしたリタイアメント移住制度もありますが、ハードルは世界トップレベルに高いです。

1つ目のハードルとして、1年で2万5千ポンド(約350万円)の収入証明が必要です。
普通のサラリーマンの年金だけじゃ足りませんね。
2つ目はサポーティングレターが必要なこと。

イギリスのリタイアメント移住を希望する場合は、家族がいるとかイギリスで長期滞在経験があるといったイギリスとの強い関係性があることを求められます。
また一時的な滞在ではなく、永年に渡って定住する意思も求められます。

*追記*こちらのビザは2024年現在停止されています。

その他の長期滞在方法

イギリスは世界でも珍しく、6ヶ月間もビザなしでの滞在が許されています。
期間は半年で十分!という方であればそもそもビザの申請さえ要らないのです。
貯金に余裕がなければリモートワークなどで月10万円程度を稼ぎながら長期滞在する方法もおすすめです。

まるさん
まるさん

日本に所得税ちゃんと納めれば、観光ビザでイギリスに滞在しながらオンラインで稼いでも法律的に問題はないよ。

オンラインワークには誰でもすぐに始められる仕事もたくさん掲載されていますし、月数万円でも収入があれば長期滞在のハードルは一気に下がりますので是非検討してみてください。

初心者向けオンラインワーク

他には、アーティストやスポーツ選手向けのビザ、投資家ビザなどがあります。
イギリス人パートナーがいる方はパートナービザを狙うのも1つの方法ですが、審査が厳しい為、許可が下りるまでは長い時間を要します。

長期滞在ビザ一覧表

資金力語学力能力・スキル取得難易度滞在可能日数
ワーホリ★☆☆☆☆不問不問★☆☆☆☆2年
学生ビザ★★★☆☆不問不問★☆☆☆☆2~5年
就労ビザ★☆☆☆☆★★★☆☆★★★★☆★★★☆☆5年
ボランティア★☆☆☆☆★☆☆☆☆不問★☆☆☆☆1年
リタイアメント★★★★☆不問不問★★★☆☆不問
ビザなし不問不問不問★☆☆☆☆6ヶ月

イギリスに長期滞在する為のビザ取得ハードルは、意外と高くありません。
ただ、長期滞在したい場合は、「資金力」または「能力・経験」のどちらかが必要です。
どの滞在方法を選ぶにしろ、先進国で英語圏でもあるイギリスに住むことは非常に価値のある経験です。

EU離脱に伴い、比較的ビザが取りやすくなっている今がチャンスです。
語学に不安がある場合はワーホリや観光ビザで滞在しながら、次のステップを模索するのもアリだと思います!

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