(ニュージーランドのみなさん、こんなアイキャッチ画像を作ってしまい、スミマセン。)
ニュージーランドは日本からの年間渡航人数は約10万人と、お隣のオーストラリアに比べると規模は小さいですが、移住希望者は右肩あがりで増えている人気急上昇国です。
厳しくなりすぎたオーストラリアの永住権を諦めて、まだ移住しやすいニュージーランドにシフトチェンジする人も増えているようです。
そんなニュージーランドはどんな国?現地で住む友人に生活のあれこれを聞いてみました。
ニュージーランドの海外生活事情
ニュージーランドの気候
細長い島国であり、四季があるニュージーランドは日本と気候がよく似ています。
もちろん南半球なので、冬と夏は逆転しますが。
島は大きく「北島」と「南島」に分かれていています。
北島を代表する都市はオークランドやウェリントンで、比較的温暖で過ごしやすいのが特徴です。
夏は涼しく冬は暖かいという年間を通した温暖差があまりない代わりに、1日の中での気温差が激しいです。
手つかずの大自然が広がる南島は夏でも肌寒く感じる日も多いです。
代表的な都市はクイーンズタウンやクライストチャーチになります。
標高が高いクイーンズタウンは冬に氷点下になることも珍しくありません。

ニュージーランドの人口の75%が北島に住んでいるんだよ。
ニュージーランドの食事
ニュージーランドと言われて一番最初に思いつく食べ物はなんでしょう?
私はやっぱりラム肉ですね!
日本では「獣臭い」と言われるラム肉ですが、その独特なクセに一度慣れてしまうとやみつきになってしまいますよ。
ニュージーランドにはマオリ文化からくるオリジナル料理も多数あります。
地熱を利用して野菜や肉を蒸し焼きにした「ハンギ」と言われる伝統料理は、マオリツアーや観光客向けのディナーショーなどで食べることが出来ます。
ハンギ以外の食べ物でも、ニュージーランド人は食事を大人数でシェアするのが大好きです。
かつて統治していたイギリスの文化も継承しており、パイやフィッシュアンドチップスも気軽に食べられます。
海と山に囲まれたニュージーランドは食料はとても充実していますが、家庭では朝はシリアル、昼はサンドウィッチ、夜はステーキと野菜のように普段の食事はとてもシンプルです。
自炊中心にすれば食費は抑えつつも充実した食生活を楽しむことが出来ます。

だんごはホーキーポーキーっていう、パリパリキャラメルが入ったアイスクリームを食べてみたい!
ニュージーランドの買い物
ニュージーランドの買い物事情も他の先進国と大きく変わりません。
日本のスーパーマーケットに比べ大規模なものが多く、コストコのようなイメージです。
オークランド5店舗、クライストチャージ1店舗展開するジャパンマートという日本食料品店もあります。
ニュージーランドの家
ニュージーランドも現地の若者や留学生の滞在はフラットシェアが一般的です。
家賃相場はオークランドで6万円前後、郊外ならもう少し安いです。

フラットシェアのイメージが湧かない人は「フラットシェア(ルームシェア)とは?探し方や注意点を徹底解説!」を読んでね!
冬は結構寒くなるニュージーランド、暖房器具は必須です。
最近の家にはヒートポンプと呼ばれるいわゆるエアコンが備えつけられているようですが、古い家が多いニュージーランドではオイルヒーターや暖炉もまだまだ現役です。
水回り設備は他の欧米諸国と似ています。
バスタブがあっても普通はその内で体を洗うので、寒くてもお湯に浸かってゆっくりするのは難しいでしょう。
ニュージーランドのカルチャー
酪農が盛んなニュージーランドではオーガニック食品や環境に対する意識が高い人も多いです。
自然と仲良くしながら力を抜いて生きているイメージですね。
他の欧米諸国との大きな相違点と言えば、チップ制度がないこと。
チップになれていない日本人には有難いですよね。
北島にはマオリ文化が強く根付いています。
オーストラリアでいうアボリジニとは違い、マオリの文化や人々はとても大切にされています。

マオリの伝統的なダンス「ハカ」は、ニュージーランドのラグビー代表が試合前に躍ることでも有名なんだよ!
ニュージーランドの医療
ニュージーランドには国民健康保険のような制度がありません。
緊急以外の場合は必ずGPと呼ばれる町医者で診察を受け、必要に応じて専門医を紹介してもらうような流れになっています。
GPでは症状に応じて50~70ドル前後の医療費がかかります。
結構高額ですよね。
専門医に診てもらう時は、医療費が無料になる公立病院を選ぶことも出来ます。
しかし医療費が無料になるのは居住者限定ですので、ワーホリや短期留学の際は任意保険は必須です。
ニュージーランドの宗教
ニュージーランドは国勢調査で半数以上が「無宗教」と答えるほど宗教色が弱い国です。
キリスト教徒も数は多いですが、厳格な信者は少ないようです。
まとめ
以上、ニュージーランドの現地生活事情でした。
四季があり、治安がよく、宗教色が弱いニュージーランドは日本人にとっては住みやすさトップレベルだと思います。
近年は移住のハードルも上がっていていますが、それでも隣国のオーストラリアよりはまだチャンスがあります。
まずはワーホリや留学でプチ移住はいかがでしょうか?