(ニュージーランドのみなさん、こんなアイキャッチ画像を作ってしまい、スミマセン。)
ニュージーランドは日本からの年間渡航人数は約10万人と、お隣のオーストラリアに比べると規模は小さいですが、移住希望者は右肩あがりで増えている人気急上昇国です。
厳しくなりすぎたオーストラリアの永住権を諦めて、まだ移住しやすいニュージーランドにシフトチェンジする人も増えているようです。
そんなニュージーランドってどんな国?現地で住む友人に現地の生活情報を聞いてみました。
ニュージーランドの現地生活
ニュージーランドの気候
細長い島国であり、四季があるニュージーランドは日本と気候がよく似ています。
南半球なので冬と夏は逆転して、12月~2月が夏で7月~9月が冬です。
島は大きく「北島」と「南島」に分かれていています。
オークランドやウェリントンなど北島の都市は比較的おだやかで過ごしやすいです。
夏は涼しく冬は暖かい、と年間を通した温暖差があまりない代わりに、1日の中での気温差が激しいのが特徴です。
手つかずの大自然が広がる南島は夏でも肌寒く感じる日も多いです。
代表的な都市はクイーンズタウンやクライストチャーチになります。
標高が高いクイーンズタウンは冬に氷点下になることも珍しくありません。
ニュージーランドの人口の75%が北島に住んでいるんだよ。
ニュージーランドの食事
ニュージーランドと言われて一番最初に思いつく食べ物はなんでしょう?
私はやっぱりラム肉ですかね!
日本では「獣臭い」と言われるラム肉ですが、その独特なクセに一度慣れてしまうとやみつきになってしまいますよ。
海と山に囲まれたニュージーランドは食料が充実しています。
野菜や果物は季節によって値段が大きく変動しますので、旬のものを選んで食べるのがニュージーランド流です。
ニュージーランドでたくさん生産されている肉類や乳製品は、種類は充実しているものの、意外と値段は安くないです。
魚介類はやはり日本と比べるとコスパが落ちますね。
一般の家庭では朝はシリアル、昼はサンドウィッチ、夜はステーキと野菜、のように普段の食事はとてもシンプルです。
地元の食材を使って自炊中心の生活をすれば、食費は抑えつつも充実した食生活を楽しむことが出来ます。
ニュージーランドにはマオリ文化からくるオリジナル料理も多数あります。
地熱を利用して野菜や肉を蒸し焼きにした「ハンギ」と言われる伝統料理は、マオリツアーや観光客向けのディナーショーなどで食べることが出来ます。
ハンギ以外の食べ物でも、ニュージーランド人は食事を大人数でシェアするのが大好きです。
かつて統治していたイギリスの文化も継承しており、パイやフィッシュアンドチップスも気軽に食べられます。
だんごはホーキーポーキーっていう、パリパリキャラメルが入ったアイスクリームを食べてみたい!
ニュージーランドの買い物
ニュージーランドの買い物事情は、他の先進国と大きく変わりません。
日本のスーパーマーケットに比べると大規模なものが多く、コストコのようなスーパーがたくさんあります。
オークランド5店舗、クライストチャージ1店舗展開する、ジャパンマートという日本食料品店もあります。
お隣のオーストラリア同様、ショッピングモールも充実しています。
ニュージーランドの家
ニュージーランドでも、現地の若者や留学生の滞在はフラットシェアが一般的です。
家賃は毎年どんどんあがっていて、さらに円安により、日本円換算すると数年前より1.5倍近く高くなってしまっています。
2024年1月現在、フラットシェアの家賃相場はオークランドで週200~250NZ$前後、現在のレートで1カ月7万円~9万円くらいです。
郊外ならもう少し安いです。
フラットシェアのイメージが湧かない人は「フラットシェア(ルームシェア)とは?探し方や注意点を徹底解説!」を読んでね!
冬は結構寒くなるニュージーランド、暖房器具は必須です。
最近のヒートポンプと呼ばれる、いわゆるエアコンが備えつけられている家が多いようですが、古い家が多いニュージーランドでは、オイルヒーターや暖炉もまだまだ現役です。
水回り設備は他の欧米諸国と似ています。
バスタブが備わっていても洗い場が別にあるわけではなく、バスタブの中で体を洗わないといけないので、お湯に浸かってゆっくりするのは難しいでしょう。
ニュージーランドのカルチャー
ニュージーランドではオーガニック食品や環境に対する意識が高い人も多いです。
食料品なども地産地消に力が入っています。
自然と仲良くしながら、力を抜いて生きているイメージですね。
他の欧米諸国との大きな相違点と言えば、チップ制度がないこと。
チップになれていない日本人には有難いですよね。
北島にはマオリ文化が強く根付いています。
オーストラリアでいうアボリジニとは違い、マオリの文化や人々はとても大切にされています。
マオリの伝統的なダンス「ハカ」は、ニュージーランドのラグビー代表が試合前に躍ることでも有名なんだよ!
ニュージーランドの医療
ニュージーランドには国民健康保険のような制度がありません。
緊急以外の場合は必ずGPと呼ばれる町医者で診察を受け、必要に応じて専門医を紹介してもらうような流れになっています。
GPでは症状に応じて50~70ドル前後の医療費がかかります。
結構高額ですよね。
専門医に診てもらう時は、医療費が無料になる公立病院を選ぶことも出来ます。
しかし医療費が無料になるのは居住者だけですので、ワーホリや短期留学の際は任意保険は必須です。
そして国立病院は非常に込み合うので、予約がだいぶ先になってしまうことも多々あります。
ニュージーランドの宗教
ニュージーランドは国勢調査で半数以上が「無宗教」と答えるほど宗教色が弱い国です。
キリスト教徒も数は多いですが、厳格な信者は少ないようです。
まとめ
以上、ニュージーランドの現地生活事情でした。
四季があり、治安がよく、宗教色が弱いニュージーランドは日本人にとっては住みやすさトップレベルの国だと思います。
医療制度が弱いので、ニュージーランドに住む時は任意保険の加入を考えた方が良さそうです。
近年は少しずつ制約が厳しくなってきていますが、それでも隣国のオーストラリアよりはまだ永住権取得のチャンスがあります。
まずはワーホリや留学でプチ移住はいかがでしょうか?