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イギリスの交通:オイスターカードとロンドンの交通手段

イギリスの交通事情&オイスターカードイギリス

今回のテーマは、イギリス、主にロンドンの交通についてです。
旅行者も在住者もイギリスを訪れる人の必須アイテムである、イギリスの交通系ICカード、オイスターカードの紹介、そして地下鉄、鉄道、バスなどの交通手段について解説します。
物価の高いロンドンで賢く節約しながらも、国内旅行も満喫したいですね♪

*2024年2月現在、£1=186円くらいです。

必須アイテム!オイスターカードとは

オイスターカードの概要

オイスターカードは、イギリス版の交通ICカードです。
日本でいうpasmoやsuicaのようなものですね。
地下鉄、バス、水上バスなどで利用可能です。

プリペイドカードとしてはもちろん、定期券や乗り放題パスとしての利用も可能です。
このカードを使うか現金で払うかで交通費が2倍以上変わってしまうので、ロンドン生活者はもちろん、旅行者にも必須アイテムになっています。

だんご
だんご

バスは現金払いできないから、オイスターカードやコンタクトレスのクレジットカードが必須なんだって!

これからカードの種類や価格をご紹介しますが、結論からいうと、旅行者も在住者もトラベルカードよりも通常のプリペイド式の購入をおすすめします。
コンタクトレスのクレジットカードもプリペイド式オイスターカードと同じ条件で使えますので、より便利です。

オイスターカードの種類

オイスターカードには2種類の使い方があります。
プリペイド式は、現地では「Pay as you go(行くたびに払う)」と呼ばれていて、電車やバスに乗るたびに事前にチャージしたカードで支払いをします。
トラベルカードは乗り放題パスで、利用したいゾーンに応じて価格が変わります。

プリペイドトラベルカード
対象者在住者、旅行者在住者、旅行者
購入場所券売機、窓口券売機、窓口
特徴乗るたびに料金発生定価で乗り放題
エリア全エリアで使える購入したエリアのみ

その他、購入者の特徴によって以下のような種類があります。

学生カードビジターカード
対象者フルタイム学生旅行者
購入場所オンラインオンライン
特徴定期として利用
約30%引き
カード送料がかかる
観光地の割引がある
エリア全エリアで使える全エリアで使える
だんご
だんご

旅行者の場合は、カード送料と観光地の割引額、どっちが高くなるかによって変わりそうだね。

オイスターカードの料金

2024年2月時点でのオイスターカードの価格です。

プリペイド(シングル料金)
電車代オフピークピーク1日の上限額
Zone 1£2.70£2.80£8.10
Zone 1–2£2.80£3.40£8.10
Zone 1–3£3.00£3.70£9.60
Zone 1–4£3.20£4.40£11.70
Zone 1–5£3.50£5.10£13.90
Zone 1–6£3.60£5.60£14.90

初回のカード購入代として£7かかります。これは返金されません。
オイスターカードには1日の上限額が定められていて、その上限に達したら自動的に使い放題となります。
バス代は1回あたり£1.75、1日の上限額は£5.25です。

トラベルカード
電車代7日券1カ月券1年券
Zone 1£40.70£156.30£1,628
Zone 1–2£40.70£156.30£1,628
Zone 1–3£47.90£184£1,916
Zone 1–4£58.50£224.70£2,340
Zone 1–5£69.60£267.30£2,784
Zone 1–6£74.40£285.70£2,976

トラベルカードの1日券はプリペイド式の1日上限額よりも高くなってしまうため、おすすめしません。
トラベルカードは1カ月以上の長期滞在者向けのカードです。

オイスターカードの買い方

通常のプリペイド式オイスターまたはトラベルカードは、空港や地下鉄の駅の券売機と窓口で購入ができます。
券売機は日本語対応可能ですので、超簡単ですね。
日本語表記を選んで、「オイスターカードの新規購入」を選択、あとはチャージ金額か乗り放題パスの日数を選べば完了です。

よく分からなければ窓口に行って、購入したいカードの種類とチャージ金額を伝えれば大丈夫です。
身分証の確認が必要な学生カードや、ビジターカードはオンライン購入となります。

だんご
だんご

イギリスではカードに課金することを「Top up(トップアップ)」と言うんだって!

オイスターカードの使い方

地下鉄駅の改札口にある黄色いセンサーにタッチしたらOKです。
改札がない駅では、駅の出入り口やホーム付近にタッチする場所があるので忘れずに支払いましょう。
※タッチ忘れると£40の罰金が科される場合があります。
バスの場合は、乗車時に運転席の隣にあるセンサーにタッチします。
下車の時はタッチ不要です。

イギリスの交通手段の種類

電車

イギリスの電車は、ロンドン全域をカバーしている地下鉄、郊外を結ぶ鉄道、ロンドン東部を走るDLRなどがあります。

地下鉄(TUBE)

ロンドン市内を走る地下鉄はTUBEという名称で呼ばれ、ロンドン市民から親しまれています。
まるでチューブのように丸く細長い形をしているからです。

ロンドンの中心部をZone1とし、ドーナツ状にZone6までエリアが分別されています。
路線は11以上にもおよび、ロンドンの主要エリアは全て地下鉄でカバーされています。

TUBEは1区間£6.70(約1250円)と信じられない料金なんですが、前述のオイスターカードを使うと半額以下の£2.8(約520円)になります。
オイスターカードは定期券にもなるので、ロンドン生活には絶対に欠かせないアイテムです。

鉄道(NR)

ナショナルレイルウェイ、通称NRという名前の鉄道は北アイルランドを除くイギリス全土をカバーしています。
こちらはオイスターカードの利用はできませんが、ブリットレイルウェイパスというお得な乗り放題パスが存在します。
*追記*2024年現在、ロンドン近郊に限ってはオイスターカードの利用ができるようです。

他にも往復割引、学生割引などがあります。
オンラインで事前購入するだけでも10%程度は安くなるのでオススメです。

ライトレイルウェイ(DLR)

ロンドンの一部エリアしかカバーしていない為、あまり乗る機会はないかも知れません。
日本でいう、ゆりかもめのような存在で全車両バリアフリー&無人で運行されています。

バス

学生の主要交通機関は、オイスターカード利用で£1.75(約330円)で乗れるバスですね。
あの、有名な赤い二階建てバスです。
地元ではダブルデッカーと呼ばれています。
ロンドン市内をほぼ網羅していて、一部の路線では24時間走っているので便利です。

ただし・・・
時刻表は全くアテにならなりません。
最近では「あと何分で到着」と記載された電光掲示板も見かけますが、こちらもアテなりません。
時間に余裕がないときは地下鉄やタクシーの利用がベターです。

まるさん
まるさん

何時間も待たされたうえ、同じ路線のバスが3本連続でやってきたりするよ。

タクシー

イギリスでは中世の映画に出てきそうなブラックキャブが未だに走っています。
ちょっとテンション上がっちゃいますよね。
(※ブラックじゃないキャブも多いですが)

タクシーの初乗りは£3.8(約700円)で10%程度のチップを払うのが普通です。
現地の人はブラックキャブの代わりに、ミニキャブと呼ばれる予約制のタクシーを使っています。
ミニキャブの方が2~3割安く、乗る前から料金が確定しているので安心です。

水上バス

ロンドンと言えばテムズ河!!
そのテムズ河を使って走る水上バスもロンドン市内の公共交通機関の一つです。
水上バスと聞くと観光客用というイメージですが、通勤で利用するロンドンっ子も結構多いです。
シンプルにセントラルロンドン内の移動であれば片道£5.4(約1000円)程度です。
(※オイスターカード利用時)
イギリスの美しい河とニオイを楽しんでください。

自転車

イギリスでは通勤に自転車を利用する人がすごく多いです。
通常は車道の走行となりますが、最近は自転車専用道路の整備も進んできています。
また自転車を持っていない人でも30分あたり£1.65(約300円)で自転車を借りられる「Santander Cycles」という制度誕生しています。

ヘルメットは義務ではないものの、着用率はほぼ100%です。
夜になると反射する黄色いベストを着用する人もたくさんいます。

だんご
だんご

だんごは串を外してコロコロして走るよ。

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