無料って書いてある留学エージェントにいったら、見積もりが意外と高かったよー。
無料を謳うエージェントでも為替手数料の上乗せや有料オプションなどを払わされたりするから、結局は自分で手配するのが一番安いんだよね。
大学留学などは入学手続きが結構めんどうだったりするので、エージェントを通すのもありかなーと思いますが、語学留学やワーホリは個人手配もそんなに難しくありません。
自分で留学準備をすれば、知識も語学力もついて、一石二鳥だとおもいませんか!?
ここで書かれたやることリストに沿って準備を整えれば、誰でも個人で留学手配は可能です!
海外留学の準備でやること
渡航目的によって準備に必要な期間は変わるため、少し幅を持たせた期間を表示しています。
期間が短い方はワーホリ、長い方は長期留学の為の準備タイミングを表しています。
ワーホリを考えている人は ワーホリに必要な準備期間はどのくらい?という記事も参考にしてください。
フェーズ1
まずはざっくりとした留学プランを考えるところから始まります。
渡航の1年~6ヶ月前にやるべきことは以下の5つ!
- 留学の目的を確認
- おおまかな情報収集
- ざっくり留学プラン作成
- 資金準備計画
- 語学力向上
留学の目的を確認
まず「留学をしよう」と思い立った時、その気持ちを深堀りしてみましょう。
なぜ行きたいのか?何がしたいのか?どんな風になりたいのか?
留学を終えたときのなりたい自分像を思い描いてみると、留学で何をするべきかが自然と見えてくるはずです。
情報収集 ざっくり編
留学の目的が定まったら、次は目的達成の為にどんな選択肢が取れるのかを確認します。
調べることは多岐に渡りますが、例えば下記のようなことを調べます。
- 国の特徴(言語、物価、雰囲気、治安、気候など)
- ビザの種類や条件
- 学びたいことが学べるのか
それぞれの国には特徴があり、様々な渡航条件があり、異なる選択肢があります。
英語が話せるようになりたいという目的でも、国が違えば全く違う結果になる可能性があります。
例えば英語留学先として人気のイギリスとフィリピンを例にとってみましょう。
イギリス | フィリピン | |
---|---|---|
英語 | ネイティブ | 非ネイティブ |
生活費 | 高い(月20万~) | 安い(月10万~) |
アクティビティ | 市内観光、博物館など | ダイビング、アイランドホッピングなど |
特徴 | 多国籍、多人種が集まっている文化の国 | リゾート気分が味わえる |
こんな風に、同じ英語留学でもこれだけ国が違うと、留学生活や得られるものも変わります。
どこへ行けばどんなことが出来るのか?
その国は自分にとって理想的な滞在先か?
そして目的を達成できる条件が整っているか?
そういったことに注目をしながら、世界のいろんな情報を調べてみましょう。
各国がどんな特徴があってどんな現地生活をしているのか、世界のだんごドットコムでたくさん紹介してくれているね!
ざっくり留学プランを立てる
世界の情報を集めたら、まずはざっくりでいいので留学プランを立てちゃいましょう。
- 渡航先
- 渡航期間と出発時期
- 予算
まずは渡航国を決める
出来れば国だけではなく、どの町に滞在するまで決めてしまいましょう。
同じ国でも町が異なると全く違う留学生活になります。
例えば、イギリスの首都ロンドンとサッカーで有名なリバプールを比べてみます。
ロンドン | リバプール | |
---|---|---|
日本人遭遇率 | 高い | やや低い |
現地人 | 多国籍、多人種 | 白人が多め |
英語の訛り | クィーンズ、コックニーを中心に様々 | スカウス訛り |
文化 | 伝統と革新の融合 | 伝統的 |
有名なもの | 現代アート、博物館など | ビートルズ、サッカーなど |
留学の目的が日本人のいない環境で勉強することなのか、前衛的なアートに触れることなのか、あるいは伝統的な文化を体感することなのか?
それによって選ぶべき町は当然変わってきますよね。
同じ国ならどこいってもあまり変わらないと思ってたよ!
次は渡航期間
どのくらいの期間留学するのかと同時に、出発時期も緒に考えましょう。
大学などの場合は入学時期から出発時期が自動的に決められますが、語学留学の場合は渡航のタイミングは自由に決めることができます。
国によっては夏と冬で全く違う顔を持っていたりしますので、季節による違いもしっかり調べておきたいですね。
マルタ島だと、夏はバカンス気分のヨーロッパ人が多くて、冬はマジメに勉強したいアジア人の比率が上がるんだって。
最後に予算設定
渡航国と渡航期間が決まると、最低限準備するべき予算が分かりますね。
- 語学学校にかかる費用
- 滞在にかかる費用(家賃相場、引っ越し代)
- 物価に基づく食費
- フライト代の相場
- 海外旅行保険の相場
上記に追加して、自分の目的に合うオプションを考え、予算の上限を設定しましょう。
例えば、「生活費は月10万で済みそうだけど、少しは旅行もしたいから月13万円で計算しよう。」といった具合です。
この時に注意したいのが、予算がないからといって留学の目的を変えてしまうのは避けましょう!
例えば、英語習得が目的だったはずなのに、物価が安い非英語圏に渡航先を変える、などは本末転倒ですよね。
語学留学やワーホリなら現地でアルバイトも出来るから、最初から留学費用全額を準備しなくても大丈夫だよ!
留学コストを抑えたい人は【衝撃】1年間のワーホリにかかる費用はいくら?という記事も参考にしてね。
資金準備計画
留学のざっくりプランが出来たら、次はそのプランを実現させるための足固めを考えていきましょう。
どんな計画であっても、海外留学に必要なのは、お金と語学力ですね!
十分な貯金があればベストですが、足りない場合は出発に間に合うように計画的に貯金が必要ですね。
あるいは奨学金を狙うとか親戚からお金を借りる、という方法もあります。
奨学金に応募する場合は、申請締め切りが早いものや限られた期間しか募集していない場合もありますので、できるだけ早めに調べておきましょう。
文部科学省所管のJASSOでは社会人向けの奨学金も出しているのでチェックしてみよう!
独立行政法人 日本学生支援機構 JASSO
語学力を磨く
次に必要なのは語学力向上。
語学は行ってから頑張ればいい、という考えは勿体ないです!
語学力向上自体が目的の留学であっても、現地で0→1にするよりも1→10にするほうが絶対いいに決まってます。
どの国でも語学学校の初級レベルは日本人比率が高く、上級レベルに行くほど欧米人が多いという傾向があります。
ちょっとでも上のレベルからスタートができれば、その後の伸びも変わってきます!
また、専門学校や大学の場合は、入学に一定の語学力が求められるケースがほとんどです。
入学申請時期までに基準となる語学力が身につかなければ、計画を1年後ろ倒しにすることにもなりかねません。
語学は継続が命!
1日でも早く1日でも長く勉強しましょう。
フェーズ2
6ヶ月前~4ヶ月前は、より詳細な情報収集に時間を使いましょう。
もちろん語学学習や貯金も忘れずに!
ディープな情報収集
フェーズ1での情報収集は、渡航先や時期などの大きな動きを決める為のものでしたね。
出発半年を切ったら、決めた渡航先での生活環境や学校についてもう少し詳しく調べてみましょう。
ネット上で探せない情報があれば、気軽に留学エージェントに聞いてみよう。
契約をしなくても簡単な相談ならのってもらえるよ!
実はやりたいことが実現出来ないとか、入学に間に合わないとかが判明しても、4ヶ月以上あればまだ方向転換が可能です。
・どんな生活環境ができそうか?
・どんなビザがいつまでに必要か?
・どんな学校の選択肢があるのか?
・出発までにやるべきことが何か?
滞在方法もいろいろ選択肢があります。
留学エージェントを通すとホームステイや学生寮を斡旋されるのが一般的ですが、個人で手配するなら現地の人達とフラットシェアがおすすめです。
語学留学や大学留学で必要になる学生ビザ自体は、貯金残高や語学力などの条件を満たしてさえいれば、不受理になるケースは多くありません。
専門学校や大学の選考基準や入学条件は、希望渡航時期の半年くらい前までには確認しておきましょう。
日本で取得した単位がその国で適用されるのかも、場合によっては調べる必要があります。
私は芸術の国スペインに憧れて美大留学を目指したけど、スペインの大学ではスペイン語が中上級以上じゃないと入学できないことを知って、急遽渡航先をイギリスに変更したよ。
フェーズ3
出発4ヶ月前を切ったら、渡航に向けた具体的な準備と日本を離れる準備、両方とも同時に動いていく必要があります。
渡航手配
出発する為の具体的な渡航手配を始めましょう。
- 入学手続き
- ビザ申請
- 宿や航空券の手配
- 海外旅行保険加入、クレジットカード作成
入学手続きをするために卒業証明書や残高証明書が必要だったりと、1つの手続きに不随してやることが多いです。
海外旅行保険やクレジットカードの選択や申請も、意外と時間を要します。
ビザ申請にも健康診断書がいるって言われちゃったよー。
だんごの健康診断書つくれる病院探さないと~。
十分な語学力がない場合、学校の入学手続きは1番の高いハードルかも知れません。
ですが、やること自体は至ってシンプル。
まずは学校にメールを送って入学したい旨を伝えればOKです。
学校のタイプに関係なく、こういうメールに対応しているオフィスがあるはずです。
あとは事務局の指示に従って、必要書類を集めたり入金したりするだけです。
学校側も生徒が欲しいのでいろいろと親切にしてくれるはず。
身の回りの整理
気持ちは既に海外に飛んでいるような時期ではありますが、日本を離れる為の準備で忙しくなるタイミングです。
日本を離れる準備とは例えば以下のようなことが挙げられます。
- 退職届を出す
- 引っ越しや荷物整理
- 友人と遊ぶ
「会社を辞めたら出発までの間に友達と遊びまくるぞー!」なんて考えていても、意外と準備や引っ越しに時間を取られ、気が付いたら出発日!なんてこともよくあります。
お金を貯める為に出発ギリギリまで働く人も、必須の準備を忘れていないか、この時期に再確認しましょう。
フェーズ4
いよいよラストスパート!
1ヶ月前~出発までにやるべきことはこんなことがあります。
- 買い出し
- 役所届出
- 最終確認
海外に長期滞在するときは、海外転出届を提出することで税金や保険料が免除になることがあります。
免除の条件や手続き方法は「海外移住や海外留学の時、税金や国民健康保険って払わないとダメ?」で詳しく解説しているよ♪
出発の1週間前までには買い出しや役所の手続きを終わらせて、いつでも出発できる状態にしておきたいですね。
まとめ
以上、留学を思い立ってから出発までやることをまとめてみました。
留学準備やることリスト表
出発までの期間 | やること | 備考 |
---|---|---|
1年~6ヶ月前 | 留学の目的を確認 | ・どんな自分になりたい? |
おおまかな情報収集 | ・国の特徴 ・ビザの種類や条件 ・学べること | |
ざっくり留学プラン作成 | ・渡航先(国>町)は? ・渡航期間と出発時期は? ・予算計画は? | |
資金準備計画 | ・どうやって調達する? | |
語学力向上 | ||
6ヶ月前~4ヶ月前 | 詳細な情報収集 | ・どんな生活環境ができそうか? ・どんなビザがいつまでに必要か? ・どんな学校の選択肢があるのか? ・出発までにやるべきことが何か? |
4ヶ月前~1ヶ月前 | 渡航準備 | ・入学手続き ・ビザ申請 ・宿や航空券の手配 ・海外旅行保険加入 ・クレジットカード作成 |
日本を離れる準備 | ・退職届を出す ・引っ越しや整理 ・友人と遊ぶ | |
1ヶ月前~出発 | 最後の調整&確認 | ・買い出し ・役所届出 ・最終確認 |
留学準備にかかる時間は渡航目的によって変わりますが、やるべき準備は留学タイプや渡航国で大きく変わりはありません。
自分で留学手配することは難しく見えるかもしれませんが、1度やってしまえば「案外簡単!」って思えるはず。