オーストラリアといえば!
日本からも比較的近くて、気候が良い、自然がたくさんの国。
ワーホリも語学留学もそして海外移住先としても大人気ですね。
世界のだんごドットコムでも、初めてのワーホリ先としてオーストラリアは一番おすすめしています。
オーストラリアには、アメリカやヨーロッパとは一味違う独特な雰囲気やライフスタイルがあります。
魅力的な自然環境やアクティブなアウトドア活動、温かい地元の人々との交流は、留学やワーホリを通じて得られる一生の経験になるはず!
この記事ではオーストラリアに住んでいた経験を元に、ガイドブックには載っていないオーストラリアの現地生活について紹介します。
オーストラリアの特徴については、「オーストラリアってどんな国?ワーホリ人気No1の秘密に迫る!」という記事を読んでね!
オーストラリアの生活ってどんな感じ?
生活基本情報
時差
オーストラリアには複数のタイムゾーンが存在します。
東時間、中部時間、西部時間の3つです。
東時間と日本の時差は1時間です。
ブリスベンやケアンズは1年じゅう時差に変わりはありませんが、シドニーやメルボルンなどの南部はサマータイムがあり、実施時は2時間の時差になります。
中部時間と日本の時差は30分です。
こちらも南部のアデレードはサマータイム時は1時間半の時差になります。
パースがある西部時間と日本の時差は-1時間でサマータイムはありません。
日本が冬の10時なら、シドニーは11時でパースは9時ってことだね!
電気
オーストラリアの電源プラグはOタイプと呼ばれる三つ股のもの。
電圧は230Vですが、220~240Vまではほとんど対応しています。
最近の電化製品は110~240Vまで対応しているものが多いですが、日本製品を使うときは対応電圧をチェックしてから使いましょう。
変換プラグは全世界対応のマルチタイプが便利ですよ!
通貨
オーストラリアの通貨はオーストラリアドルです。
記号は$ですが、アメリカドルと間違えないようにオーストラリアの頭文字をとってA$と表現することが多いです。
2024年1月現在のレートは1ドル≒98円です。
3年くらい前まで70円台だったのに、めっちゃ上がったね!
オーストラリアの気候
オーストラリアと聞くと、なんとなく温かい場所というイメージがありませんか?
これは世界的にも有名な都市であるシドニーが比較的温暖であることや、日本人が多いケアンズ、ブリスベン、ゴールドコーストが熱帯~亜熱帯性気候に属しているからです。
確かに比較的温暖な場所が多いですが、オーストラリアは広大な国なので、常夏もあれば東京以上に寒くなる地域もあるんです。
南側の代表的な町であるメルボルンの冬の平均気温は10度前後ですが、風が強く天気が悪い日も多いので、実際の体感気温はもっと寒く感じます。
南部の山間部では雪が降ることもそんなに珍しくはありません。
ちなみに南半球にあるオーストラリアは日本と季節が正反対になります。
12~2月頃が一番暖かく、7~9月頃が一番寒くなります。
日本と真逆の季節なのを利用して、12月~2月だけオーストラリアに住む生活スタイルが理想的だよね~ 。
オーストラリアの食事事情
移民の国であるオーストラリアでは世界各国の料理が気軽に食べられます。
特に歴史的・地理的背景から、イギリス料理とアジア料理が多いです。
更にカンガルー肉やワニ肉など、オーストラリアならではワイルドな食材に出会うことも。
BBQはオーストラリアのカルチャーともいえるほど、定番料理です。
オーストラリアではBBQのことをバービーっていうんだって!!
オーストラリア人は食事そのものの質よりも大好きな仲間たちと喋ったり飲む時間を大事にしています。
よく言えば豪快、悪く言えば雑な料理が多いです(笑)。
でも太陽と笑顔の力で何でもおいしく感じちゃうんですよね。
せっかくオーストラリアにいるなら、話題作りに「国民食・ベジマイト」にも挑戦してみましょう(笑)
オーストラリアの交通事情
オーストラリア国内では以下のような移動手段がメジャーです。
- 飛行機
- 長距離列車
- 長距離バス
シドニーやメルボルンにはメトロも存在しますが、ごく一部の中心部を除き、地上電車です。
飛行機
広い広いオーストラリアでは、国内移動に飛行機も欠かせません。
メジャーな航空会社はカンタス、ヴァージン・オーストラリア、ジェットスター、タイガーエアーなどになります。
下記の表はシドニーからの各都市へのおおまかな移動時間とフライト料金の目安です。
目的地 | 移動時間 | 料金目安 |
---|---|---|
ブリスベン | 1時間半 | A$80~100 |
メルボルン | 1時間半 | A$50~70 |
ケアンズ | 3時間 | A$150~180 |
パース | 5時間 | A$250~300 |
国内移動なのにシドニーからパースは5時間もかかるの!?オーストラリアっておっきいね!!!
カンタス航空で日本からオーストラリアへ入国をすれば、カンタス・ウォークアバウトパスという国内線が安くなるパスが使えるようになります。
*2024年1月現在カンタス・エクスプローラーという名称に変更
カンタス航空はジェットスターなどのLCCよりも金額が高いので、必要な時にLCC片道航空券を利用するほうが金額的には安くできる場合が多いです。
長距離列車
電車の旅は時間もかかるし、お金も飛行機以上に高くついてしまうため、オーストラリアではあまりメジャーな移動手段ではありません。
もともと電車がスキとか、のんびり景色を楽しみたい人にはおすすめです。
各州で乗り放題パスなども発行しているのでチェックしてみましょう。
長距離バス
お金に余裕がない留学生やワーホリ労働者は、バス移動が一番多くなるかも知れません。
時間はかなりかかってしまいますが、乗り放題パスを利用すればかなり交通費用を抑えられます。
乗り放題パスは各社から出ていますが、昔からあって知名度の高いのはグレイハウンド。
ルートや利用条件は様々ですのでHISのグレイハウンド紹介ページを参照にしてみてください。
オーストラリアの買い物事情
オーストラリアも他の先進国と変わりなく、大手スーパーマーケットがどこにでもあるので、よほど田舎でなければ食料に困ることはありません。
アジア系の移民が多いので、嬉しい事にアジア系食材はどの国よりも充実しています。
オーストラリアは大型ショッピングモールが多いのも特徴です。
食料品はもちろん、日用品、音楽、美容院、カフェ・・・と何でも揃っているので、週末ショッピングモールでまとめ買いする人も多いです。
ショッピングモール内には大抵フードコートが併設されているので、1日中過ごすことも可能です。
オーストラリアでは、買物において困ることはほとんどないと思って大丈夫です。
ただしスーパーもショッピングモールも閉店時間が早いよ。
オーストラリアの家事情
オーストラリアの都市中心部ではアパートも多いですが、少し郊外に出るとほとんどが一軒家です。
かなり田舎に行くと、大きなバックヤードやプールがある家も珍しくありません。
オーストラリアの家賃はここ数年で爆発的にあがっています。
また、そもそも供給が需要においついておらず、家を借りること自体が困難になっているようです。
オーストラリアに留学する場合は、エージェントや学校を通して、最初の数か月住める場所を確保しておいた方が良さそうです。
留学やワーホリで家を借りる場合は、3~4人で1つの家やアパートをシェアするフラットシェアが主流です。
フラットシェアをするときの家賃相場は、シドニーやメルボルンなどの都心部で1人部屋を借りると、1週間250~350ドル前後、月にすると10~14万円前後になります。(*2024年1月現在:1ドル98円で計算した場合)
これがマスタールームと言われるバスルーム付の部屋になると、週350~450ドル、日本円で約14~18万くらいかかってしまいます。
逆に、田舎の方へ行けば、これの半額くらいで借りるこもと可能です。
賃貸情報は現地の生活掲示板などにたくさん情報が載っているので探してみてください。
シャワールームはユニット型やブース型でバスタブがないのが一般的です。
オーストラリアは慢性的な水不足問題がありますので、どの家でも節水を求められています。
シャワー時間は十分注意しましょう。
オーストラリアのカルチャー
オーストラリアは元々、アボリジニと呼ばれる先住民の土地でした。
現在は人口の数パーセントとなってしまったアボリジニですが、オーストラリアの文化を語る上で欠かせない存在であることに変わりはありません。
今でもアボリジニの文化を体験できる場所は多く残されていますので、是非機会があれば訪れてみてください。
(※アボリジニ聖地であるエアーズロックは2019年から登山禁止となりました。)
自然と一体化して生きてきたアボリジニの生き方は私たち現代っ子が忘れかけている大切なものを教えてくれるかも知れません。
アボリジニって過去や未来という時間の概念を持たないんだって。
なんかカッコいいよね。
アボリジニの影響もあるのか、オーストラリアは「自然を大事にする」精神が強い国です。
資源の節約や動物保護はもちろん、食文化や医療にも自然に対するリスペクトを感じることが多々あります。
また、サーフィンやキャンプなど、自然と触れ合うアクティビティが人気です。
オーストラリアの医療事情
オーストラリアの医療制度はイギリスとよく似ています。
ケガをしたり病気になった時は、まずGPと呼ばれている地元のかかりつけ医者へ行きます。
その後GPの判断で専門医を紹介されたり、入院したりといった流れになります。
緊急対応が必要な場合は別途緊急対応費用を請求される場合があります。
ワーホリや留学で滞在する外国人は、国の医療制度に加入できません。
代わりに、学生ビザで入国する人はOSHCと呼ばれる保険に強制加入となります。
ワーホリの方は無保険でも入国できますが、万が一の時に備え、現地の民間医療保険のOVHCに加入することをおすすめします。
保険料は内容にもよりますが、月70~100ドル程度なので、日本で海外旅行保険に入るよりは安くすみます。
(※ただし健康保険なので、携帯品保証や損害賠償保障はありません)
保険料を節約する方法は「ワーホリに必要な資金はたったの〇〇万円!?」にも書いたので参考にしてね。
オーストラリアの宗教事情
データ上では約6割がキリスト教とは言われていますが、実際は無宗教に近い人の方が多いです。
逆に移民の増加により仏教やイスラム教徒も増えてきているようです。
「自分のことは自分で決めて、自分の好きなようにやる」という考えが強いように思います。
オーストラリア生活事情まとめ
元々イギリスの植民地であったオーストラリアは今でもイギリス文化の影響を濃くうけています。
ただアボリジニ文化も残り、アジアからも影響を受けやすいオーストラリアは、イギリスよりも更にオープンな雰囲気で多種多様な文化を形成しています。
オーストラリアの気候のように、明るく開放的な住みやすい国です。
物価は世界トップレベルに高いですが、多くの人がオーストラリアを目指すのも納得ですね!
ただし、ワーホリセカンドビザの条件になっているファームワークには問題も指摘されているよ。
詳しくは「7割が悪徳!? オーストラリアのファームはネットで探すな!」という記事を読んでね。